信州縦断行 (3)

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信州 May 1-4, 1992 Kawasaki GPX250R

迷子の草津 - 5月3日

春の雪

松本から山を越えて東へ。上田から菅平へ抜ける三日目である。菅平は気持ちのいい高原で今日は天気もよくやっとツーリングらしい走りを楽しめる一日になりそうだった。YHの安さとお気楽当日予約に味をしめた我々は今日もYHに電話をした。とれた宿は群馬県。ルートを検討した結果、長野に向かって高原を下り、志賀草津道路を長野側から走破、草津温泉を経てYHに至ろうというものだった。

これが初めて走ることになった志賀草津道路は、ようやく雪が融けて開通したばかり。当時まだ有料道路で結構な金額を取られたような記憶がある。しかしそれよりも何よりも記憶に残っているのは横手山付近にていきなり雪が降り出したことで、春スキーの連中の冷たい視線を浴びながら黙々と走る(後に、ろくに雪のない中で無理矢理スキーをしている連中の横を快適に走り過ぎてやることになる)。

迷子の草津

山を下りると草津温泉に入る。ところが、ここで事件が起こった。信号で引っ掛かった後続の二人をおいてKがすうーっと先に行ってしまったのだ。信号が変わるや慌てて追いかけたのだが、入りくんだ草津の中心部でKはその姿を忽然と消してしまったのだった。しばらく長野原方面に続く道で様子を見たが現れる気配がない。Kは宿の場所わかってるやろか?と不安を抱きながらやむなくYHへ向かう二人であった。途中でとっぷりと日は暮れ暗闇の道を行く。こちらも宿の入り口を見失いそうになりながら、ようやくたどり着いたYHには二人を待つKの姿があった。

宿はペンション風の本館の横に立つ合宿所という趣の別館である。ま、寝れればいいのだ。食事と風呂は本館で場違いな感じの我々であった。