- September 20, 2004 11:17 PM
- 2004 Season
MotoGP
予選から日を追うごとに暑くなった日本GP。決勝当日は晴れ、気温33度、路面温度44度という夏のようなコンディションとなった。この暑さはもう少し秋らしい気候を想定していた観客にも影響を与え、特にコースの東側で見ていた観客は終日直射日光を浴びて、日焼け止めを塗っていない首筋や腕を真っ赤に腫らしてしまうことになった(私だ私(^^;)
MotoGPクラスの決勝はスタート直後から波乱の展開となった。2番グリッドから好スタートを切ったジョン・ホプキンスにロリス・カピロッシが接触転倒。これに、マックス・ビアッジ、コーリン・エドワーズ、ケニー・ロバーツ、ニッキー・ヘイデンが巻き込まれる多重クラッシュが発生した。
このクラッシュをくぐり抜けてトップに立ったのはヴァレンティーノ・ロッシ。これに玉田誠、マルコ・メランドリ、中野真矢、阿部典史、セテ・ジベルノー、カルロス・チェカが続いた。玉田はポルトガルGPの轍は踏まないと、さかんにロッシをつつきまわし、6周目のダウンヒルストレートエンドでトップに立った! ロッシもがんばっているが今日の玉田にはついていけない。玉田はロッシを引き離しつつある。7周終わりでその差は0.5秒。
10周目、4位走行中の阿部がマシントラブルでリタイアし、かわって中野が4位に浮上して前を走るヤマハのマルコ・メランドリを追う。中野がメランドリに迫る、迫る、迫る。今日のカワサキは違う。いやBSタイヤが違うのか。ライムグリーンファンの歓声を浴びながら中野が19周目の90度コーナーでついに3位に浮上!
玉田の活躍はある程度予想していた。ブラジルGPの実績もある。去年の幻の3位表彰台もある。マシンが仕上がり、いいタイヤがあれば勝てる可能性はかなりあると思っていたのだ。しかし、中野である。カワサキである。「シーズン前半は10位以内を目指し、後半に勝負をかける」というような発言がシーズン前にあったように記憶している。しかし、このところやや成績が伸び悩んでいたこともあり、正直、5-6位くらいなら上出来と思っていたのだ。だが、中野は違った。土曜日の夕方にBSブースで「決勝に向けていいタイヤが見つかった」と落ち着いて語る中野の静かな闘志を見逃していたのか、カワサキファンのくせに>自分
さあ、後は転倒するな壊れるなこのまま早くチェッカーになってくれと声援を送るのみ。トップの玉田、2位のロッシ、3位の中野の順位は変わらないままチェッカーとなった。玉田は公約通り見事なぶっちぎり優勝で今シーズン2勝目。ロッシは満足の2位でジベルノーの不振もありチャンピオンへ大きく前進。そして3位の中野はカワサキに81年のコーク・バリントン以来となる23年ぶりの表彰台をプレゼントするという大仕事をやり遂げた。青木宣篤は14位、宇井陽一は15位で完走1ポイントを得た。阿部とワイルドカードの宇川徹は転倒リタイアに終わった。
- 玉田誠/キャメル・ホンダ
- ヴァレンティーノ・ロッシ/ゴロワーズ・フォルトゥナ・ヤマハ
- 中野真矢/カワサキ・レーシング・チーム
- アレックス・バロス/レプソル・ホンダ
- マルコ・メランドリ/フォルトゥナ・ゴロワーズ・ヤマハ・Tech 3
- セテ・ジベルノー/テレフォニカ・モビスター・ホンダ・MotoGP
- カルロス・チェカ/ゴロワーズ・フォルトゥナ・ヤマハ
- ニール・ホジソン/ダンティン・MotoGP
- ルーベン・チャウス/ダンティン・MotoGP
- アレックス・ホフマン/カワサキ・レーシング・チーム
- オリヴィエ・ジャック/モリワキWCM
- ジェレミー・マクウィリアムズ/MS・アプリリア・レーシング
- シェーン・バイン/MS・アプリリア・レーシング
- 青木宣篤/プロトン・チームKR
- 宇井陽一/WCM
250cc
250ccクラスの決勝はダニエル・ペドロサがホールショット、これをトニー・エリアスが抜いてトップに立った。これにランディ・ド・プニエ、ペドロサ、青山博一、アンソニー・ウェスト、高橋裕紀が続く。2周目のダウンヒルストレートでペドロサが2位に浮上し、その勢いのままにエリアスに襲いかかった。3周目のヘアピンでペドロサがトップに、90度コーナーでエリアスが再び前に、4周目のダウンヒルでペドロサがトップに立った。トップの2人はファステストラップを出しあいながら後続を大きく引き離していった。
3位争いのド・プニエと青山は7周目にド・プニエをかわして3位に浮上。9周目のヘアピンでド・プニエが転倒して高橋も4位に浮上する。その後方からはセバスチャン・ポルトが迫ってきた。
レース中盤、ペドロサとエリアスとの完全なマッチレースとなったが、残り6周あたりからペドロサが一気にスパートしてみるまにエリアスを引き離してしまった。終盤は1-2-3位がそれぞれ単独走行の形でフィニッシュ。優勝はペドロサ、2位にエリアス、そして3位に初表彰台となる青山が入った。高橋はポルトにかわされて5位、青山周平はロルフォとのバトルを見せたが及ばず8位、藤岡祐三は12位、松戸直樹は13位、亀谷長純は16位、関口太郎は18位、中須賀克行は20位となった。
125cc
125ccクラスの決勝、ホールショットは4番手からスタートのエクトール・バルベラ。S字でケイシー・ストーナーが前に出たが、続く2周目にスローダウン、マシントラブルでリタイアしてしまった。これでトップで逃げるドヴィツィオーゾ、これに食らいつこうとするロベルト・ロカテッリ、そして3位争いの4台の集団という構図になり、そのままレース中盤に突入したところでアクシデントがおこった。9周目の最終コーナーでアンドレア・バレリーニがハイサイドで転倒、ライダーは無事だったがライン上にマシンが残り、これに後続のイムレ・トートが接触転倒。これもコース上にマシンが残りこの時点でレッドフラッグが提示されてレース中断となってしまった。
30分弱のインターバルをおいて8周終了時点の順位でのグリッドから13周のレース再開となった。ここでマシンのリセッティングをしてサイティングラップに出られなかったバルベラと、サイティングラップには出たもののマシントラブルを起こしたホルヘ・ロレンソが最後列スタートとなる。再スタートを切った1周目、2番手のロカテッリがS字で勝負をかけてトップに立った。ドヴィツィオーゾもロカテッリを逃さずテールトゥーノーズで追う。この2人が3位以下を大きく引き離してマッチレースとなった。8周目のホームストレートでドヴィツィオーゾが前にでるが、S字でロカテッリが強引に抜き返す。ストレートで速いドヴィツィオーゾは11周目のダウンヒルストレートで再びトップを奪うとそのままファイナルラップを迎えた。ドヴィツィオーゾが前、追うロカテッリだが、V字コーナーでロカテッリがスリップダウン。これでドヴィツィオーゾが優勝、2位にファブリツィオ・ライ、3位にシモーネ・コルシが入った。小山知良は9位、葛原稔永は10位でフィニッシュ。則包茂樹と波多野祐樹は転倒リタイアに終わった。
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