第3戦 日本GP 予選2日目

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Round 3 Marlboro Grand Prix of Japan: Suzuka International Racing Course, Suzuka, Japan, April 19-21, 1996

500cc

やや風が強いがよく晴れて絶好のレース日和となった予選2日目、各クラスとも主だったライダーが一気にタイムを出してきたが、500ccクラスではいつもと異なる風景が見られた。予選の始まる前にいったい誰がこのフロントロウの4人を予想できただろう? ホンダのVツイン投入を契機として始まった500ccクラスの変貌はより明らかな形となってその姿を現した。

序盤、ワイルドカードの青木拓磨、岡田忠之、スコット・ラッセル、阿部典史といったあたりが予選を引っ張るが、ミック・ドゥーハンが9秒台にいれてリード、さらにこのタイムを岡田がぬりかえた。ここまでは誰もが予想していた展開だろう。予想以上の走りを見せたのがワイルドカードの藤原克昭である。藤原は 26分にRGV-Γを9秒台にいれて一気にトップに立ち、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。そして問題の36分、真っ先に8秒台のタイムを出したのはドゥーハンでもカダローラでもなく、アプリリアVツインを駆るドリアノ・ロンボニであった。さらにこのタイムをぬりかえたNSRはドゥーハンではなく、アレックス・クリヴィーレだったのである。

予選順位はポールが2'08.652のクリヴィーレ、2番手にロンボニ、3番手にジャン・ミッシェル・バイル、4番手に藤原、5番手に青木、6番手にロリス・カピロッシ、ドゥーハンは7番手、以下、岡田、ラッセル、バロス、阿部と続いている。伊藤は14番手、新垣は15番手。

250cc

250ccクラスは雨の予選1日目はまったくタイムアタックをせず、早々にピットに引き上げた原田哲也が、ドライになった予選2日目、予定通りポールを獲得した。原田は25分に12秒フラットを出した後ワイルドカードの加藤大治郎、マックス・ビアッジに11秒台で先行されるが、38分にクリアラップをとると猛然とアタック、2'10.676で一気にトップに躍り出た。この原田のタイムを確認したビアッジがピットアウトし、タイムアタックにはいるが130Rから先のつながりが悪く僅かに及ばなかった。さらに終了間際にワイルドカードの沼田憲保も10秒台にいれて3番手のグリッドを獲得した。

順位は10秒台の3人の後に、ジャック、加藤、難波恭司(ワイルドカード)、ワルドマン、宇川、青木宣篤、芳賀健輔(ワイルドカード)、畠山泰昌の7人が11秒台で続いている。

125cc

125ccクラスの予選は、毎度のことながらトップが次々と入れ替わるめまぐるしい展開となった。10分に青木治親が19秒台にいれると、17分には徳留真紀、20分には斎藤明が19秒台でトップタイムをぬりかえる。22分にはけがの坂田和人(彼はホントにいいライダーだね)が気迫の走りで18秒台に突入、しかしすぐに斎藤、青木が18秒台でタイムを更新していく。そしてチェッカーが降られた後、最後の周回を帰ってきた上田昇が2'17.788を出してトップを奪いにスタンドから拍手が沸く。上田と同一周回で帰ってきた青木、徳留も17秒台にいれるが僅かに及ばなかった。

順位はポールが上田、2番手に青木、3番手に徳留、4番手に坂田、5番手に斎藤、マルチネスをはさんで7番手にワイルドカードで出場の東雅雄が入った。